診療マル秘裏話   号外Vol.1070 平成30年1月12日作成

作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨




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目次
  
1)ゲノム編集技術を使い遺伝性の難聴マウスを治療
2)タブレット端末の分身のロボット を遠隔操作して登校















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 医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 








  
1】 ゲノム編集技術を使い遺伝性の難聴マウスを治療











 遺伝子を自在に改変できるゲ
ノム編集技術を使い、遺伝性の
難聴マウスを治療できたと米ハ
ーバード大などのチームが12月
20日付の英科学誌ネイチャーに
発表しました。

 難聴に関連する遺伝子は10
0種類ほど知られ、人の難聴の
原因の半数を占めるとされてい
ます。成果は、これらの遺伝性
難聴の治療に役立つ可能性があ
ります。

 チームは、内耳にある「蝸牛」
という組織の細胞で働くTmc
1遺伝子に着目しました。音を
電気信号に変換する際に重要な
役割を果たしますが、両親から
引き継いだ二つのうち、片方で
も突然変異があると、遺伝性の
難聴になります。

遺伝性難聴の遺伝子の一つを

解明したというニュース動画

です。

 

 

 

 



 内耳の治療の内示を出す。笑












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2】 タブレット端末の分身のロボット を遠隔操作して登校










 先天性の難病のため病院で寝
たきりの広島県大竹市の女児(
10)が、タブレット端末を利用
した分身のロボットを遠隔操作
し、学校への「登校」を続けて
います。週1回、将来の自立の
ために買い物の仕方などを学び、
放課後には、友達との駆けっこ
も楽しみます。

 「おはよう! 何しているの
?」。県立広島西特別支援学校
の校内で、タブレット端末を載
せた台にタイヤを付けたような
形のロボットが、教員や児童ら
に話しかけます。

 声の主は、小学部5年の女児
です。端末の画面には女児の顔
が映っていますが、本人は、同
校に隣接する広島西医療センタ
ーのベッドの上にいます。

 女児は原因不明の難病で首か
ら下は両腕しか動かせず、寝た
きりの生活です。人工呼吸器を
装着しており外出は困難です。

 入学以来、学習は教員が病室
を訪問する形で行ってきました。
4人部屋の病室の窓からの景色
と、手鏡をかざして見る隣室の
様子だけが、「外の世界」でし
た。そんな毎日を、ロボットが
変えました。

 米国の企業が、美術館や学会
など自分が行けない場所を訪れ
る道具として開発しました。高
さ1・2メートル、重さ約10
キロで、二つのタイヤで動きま
す。手元のタブレット端末を使
い、インターネット経由で遠隔
操作でき、カメラやマイクでテ
レビ電話のように会話できます。
同校は、体の不自由な子どもの
学習に活用できないかと考え、
約50万円で購入しました。全国
でも珍しい取り組みということ
です。

 女児は4月から週1回、学校
にあるロボットを操作して、ロ
ボットに付き添う教員と病院の
売店で買い物する時の、お金の
計算の仕方や自分で書いた手紙
をポストに 投函とうかん する
方法を覚える学習をしています。
その後は、児童生徒会の会議に
参加したり、友達とかくれんぼ
をして遊んだり。時速2・5キ
ロとゆっくりですが、駆けっこ
もできます。

 ロボットを使い始めた女児に、
変化が生まれました。もともと
軽い知的障害がありましたが、
口数が増え、感情を表に出すよ
うになりました。毎日の日記に
は、その日の出来事を教員に言
われた通り書くだけでしたが、
痛くて泣くこともある胃ろうの
交換がスムーズに終わった日に、
〈(今日は)な(泣)かなかっ
たよ〉とつづり、周囲を驚かせ
ました。

 担任の教諭(49)は「病室だ
けでは成長に必要な経験や教育
的な刺激が少なく、知的な発達
が遅れていたのだろう。今では
簡単な計算もできるようになっ
た。どんどん能力を伸ばしてあ
げたい」と話しています。

 女児は「ロボットが大好き。
学校で友達に会えるから」と明
るく語りました。

 丹羽登・関西学院大教授(病
弱教育)は、「院内学級などで
学ぶ子どもは、気持ちの切り替
えができる機会が少ない。ロボ
ットを操作して登校を実感する
ことでそれが可能になり、学習
にも前向きに取り組める」と話
しています。

分身ロボットオリヒメを使用し

ている動画です。

 

 

 

 



 機械を操作する機会に恵まれ
る。笑













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編集後記



遺伝子を自在に改変できるゲノ
ム編集技術を使い遺伝性の難聴
マウスを治療できたのは素晴ら
しい業績です。マウスでできる
ことは人間にもできるはずなの
で、やがて人間の遺伝性の難聴
でもゲノム編集技術で治療でき
る様になると思われます。難聴
に関連する遺伝子は100種類
ほど知られ、人の難聴の原因の
半数を占めるとされているそう
ですから、早く臨床試験になる
ことを期待したいと思います。
 先天性の難病のため病院で寝
たきりの広島県大竹市の女児(
10)が、タブレット端末を利用
した分身のロボットを遠隔操作
し、学校への「登校」を続けて
いるというのは、本当に明るい
ニュースですね。ロボットを使
い始めた女児に、変化が生まれ
たというのは素晴らしい変化と
言うべきでしょう。女児には、
もともと軽い知的障害があった
のに口数が増え、感情を表に出
すようになったのは奇跡に近い
できごとと言えるでしょう。
 
 奇跡の軌跡をたどる。笑












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