診療マル秘裏話    号外Vol.1169 平成30年5月7日作成

作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨




★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★












目次
 
1)幼い子供の体調不良原因や予防法の知識が重要
2)妊娠性歯肉炎は早産惹起の恐れがあり軽視禁物
















◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 




 
 医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 








  
1】 幼い子供の体調不良原因や予防法の知識が重要











 「保育園へ無事に入れた」と
いう安心もつかの間、入園後に
体調を崩して頻繁に休園しなけ
ればならなくなる乳幼児は多い
そうです。仕事を持つ親にとっ
てはつらい状況です。 幼い子
どもの体調不良の原因や予防法
などについて、まなこどもクリ
ニック(千葉市)の原木真名(
はらき・まな)院長に聞きまし
た。保育園で集団生活を初めて
経験すると、風邪に感染しやす
く、完全に治る前に別のタイプ
の風邪にかかる子どもが少なく
ありません。「保育園は多くの
園児が触れ合い、遊んでいる間
に鼻水やよだれが付着してしま
うため、細菌やウイルスが拡散
しやすい環境にあるからです」
と原木院長は指摘しています。

 免疫機能が確立していない0
~1歳児の間で病気がまん延し
やすいのは当然ですが3歳未満
までは、風邪が重症化して中耳
炎や脱水症などを引き起こした
り、症状が長引いたりすること
が多いとされています。

 子どもを保育園に預けてフル
タイムで働くことを望む親は多
いが、「入園後1カ月間は体調
不良で数日しか登園できない子
が珍しくありません」と原木院
長は言っています。 そのため、
勤務を調整したり、祖父母ら身
近な人に世話を頼んだり、病児
保育室に登録したりするなど、
不測の事態に備えておくことが
重要です。入園後の体調不良へ
の重要な対策の一つが予防接種
です。「幼児が感染すると細菌
性髄膜炎が発症する恐れがある
ヒブ感染症や肺炎球菌は要注意
です。水ぼうそうやおたふくか
ぜ、はしか、風疹なども、予防
接種で免疫を付け、子ども本人
だけでなく、周囲への感染を防
ぐことが大切です」と原木院長
は話しています。

 ノロウイルスよりも重症化し
やすいロタウイルスワクチンは、
生後6~32週の間に接種する
必要がありますが、「他のワク
チンとの同時接種を考えると、
生後2カ月での接種が最適です」
ということです。

 風邪を引いて鼻詰まりで苦し
そうなときは、親が鼻を吸って
あげる等の家庭でのケアも重要
です。抗菌剤の処方を望む親も
多いのですが、「風邪は、ほと
んどがウイルス感染によるもの
で、抗菌剤を飲んでも改善しま
せん。不要な抗菌剤を飲むこと
で耐性菌が生まれてしまう恐れ
もあります」ということです。

 「症状が改善しても、すぐに
外出したり、登園したりせず、
体力が回復するまで自宅でゆっ
くり休ませた方が、園内で別の
感染症にかかるリスクが減り、
結果的に休む日数も少なくて済
みます」と原木院長はアドバイ
スしています。

海外で子どもの体調不良に遭遇

した時に東洋医学的アプローチ

で治している動画です。

 

 

 

 



 桃園のある保育園に登園する。












◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆














2】 妊娠性歯肉炎は早産惹起の恐れがあり軽視禁物













 妊娠すると口内の環境が変わ
り、虫歯や歯周病にかかりやす
くなります。この「妊娠性歯肉
炎」は口の中だけの疾患と思い
がちですが、天野歯科医院(東
京都千代田区)の天野聖志(あ
まの・きよし)院長は「早産を
起こす恐れがあるので、軽視は
禁物」と注意を促しています。
妊娠性歯肉炎は、妊娠5~20
週目くらいから歯茎が赤く腫れ
たようになり、出血することも
あります。 症状が強まるのは
妊娠32週目頃で、口臭や口内
炎の他、虫歯にもなりやすくな
るということです。

 「食事をすると口の中は酸性
に傾きますが、唾液が中和して
歯周病や虫歯を防いでいます。
妊娠すると女性ホルモンの変化
で唾液の分泌量が減り自浄作用
が低下するため歯肉炎になりや
すくなります」と天野院長は、
説明しています。間食が多い、
だらだらと長時間にわたって食
事をする、水分をあまり取らな
いなどの生活習慣がある人は要
注意です。

 さらに、妊娠中はエストロゲ
ンという女性ホルモンの分泌が
盛んになり、エストロゲンを好
む「プレボテラ・インターメデ
ィア」という歯周病を起こす細
菌が、口内に増えることも一因
です。つわりで歯磨きがしづら
いと、悪循環を招きやすいそう
です。

 特に注意したいのは「ポルフ
ィロモナス・ジンジバリス」と
いう歯周病菌です。歯茎の血管
から体内に入ると、早産を招く
恐れがあります。「子宮内に達
すると免疫細胞が過剰に反応し、
子宮を収縮させるホルモンが、
急激に増えるからです」と天野
院長は言っています。妊娠初期
はつわりの症状で、歯科医院で
も積極的に治療が行えないため、
歯磨きの指導を受け、自宅でで
きるかぎり丁寧に磨く事が重要
です。天野院長は「食後でなく
ても、一日の中で体調が良いと
きに丁寧に磨く習慣を身に付け
てください」とアドバイスして
います。

 歯磨きは、ヘッドの小さい歯
ブラシを舌に当たらないよう小
刻みに動かします。味や匂いの
強い歯磨き粉を避け、デンタル
フロスも併用すると効果的です。
それでも歯周病に移行してしま
うこともあるので、つわりが治
まり、安定期に入ったら、歯科
医院で歯石や汚れを除去すると
よいと言われています。

 天野院長は「出産後は子ども
にかかりきりになり、なかなか
自分のケアができなくなります。
歯周病菌は子どもにもうつる恐
れがあるので定期的な歯科検診
を心掛け、口内の環境を、良い
状態に保ってください」と強調
しています。

妊娠性歯肉炎のケアーについて

の動画です。

 

 

 

 

 



 協調対応を強調した。笑











◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆













編集後記



 「保育園へ無事に入れた」と
いう安心もつかの間、入園後に
体調を崩して頻繁に休園しなけ
ればならなくなる乳幼児は多い
ので、仕事を持つ親にとっては
つらい状況と言えましょう。さ
らに、母子家庭で、祖父母など
いざという時のバックアップの
家族がいない場合は、もっとも
辛い状況と言えるでしょう。で
すから、保育園に入れたら全て
解決というものではないことを
事前に考えておくことと乳幼児
の体調を保つ医学的知識が重要
となります。確かに予防接種等
も重要ですが、保育園に入園し
た子どもにとっては、ストレス
の多い日々だと思います。そこ
で小麦製品や乳製品の多い食事
をしていると子どもの腸が炎症
を起こし、副腎疲労となり病気
を誘発する可能性が高くなりま
す。まず小麦製品、乳製品を避
けて、手間はかかっても和食を
食べさせるようにして頂きたい
と思います。
 妊娠すると口内の環境が変わ
り、虫歯や歯周病にかかりやす
くなり、妊娠性歯肉炎を起こし
ます。これは口の中だけの疾患
ではありません。「ポルフィロ
モナス・ジンジバリス」という
歯周病菌は歯茎の血管から体内
に入ると、早産を招く恐れがあ
るということですから妊婦さん
は、じゅうぶん気をつける必要
があります。食事をすると口の
中は酸性に傾きますが、唾液が
中和して歯周病や虫歯を防いで
います。しかし妊娠すると女性
ホルモンの変化で唾液の分泌量
が減り自浄作用が低下するため
歯肉炎になりやすくなるという
ことですから間食が多い、だら
だらと長時間にわたって食事を
する、水分をあまり取らない等
の生活習慣がある人は改めた方
が良さそうです。歯周病菌につ
いての知識を新たにして、周産
期を健やかにお過ごし下さい。

 間食を完食したという感触を
得た。笑












************************

このメールマガジンは以下の配信システムを利用して
発行しています。
  解除の手続きは下記ページよりお願い致します。
「まぐまぐ」http://www.mag2.com/m/0000121810.html 
(イジニイワト)

発行者名  医療法人永徳会 皿沼クリニック院長 
藤田 亨
職業    医師の箸くれ(はしくれ)
運営サイト http://www.eitokukaisalanuma.or.jp/
ご意見・ご感想・励ましのお便りお待ちしております。
sara2162@atlas.plala.or.jp
このマガジンの掲載記事を無断で転載・使用すること
を禁じます。