診療マル秘裏話    号外Vol.1196 平成30年6月8日作成

作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨




★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★












目次
 
1)ヒト免疫不全ウイルスインテグラーゼ 阻害剤製造販売承認
2)非加熱殺菌食品が妊婦の健康被害を招く可能性















◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 




 
 医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 








  
1】 ヒト免疫不全ウイルスインテグラーゼ 阻害剤製造販売承認











 MSD株式会社は5月14日、ヒト
免疫不全ウイルス(HIV )イン
テグラーゼ阻害剤「アイセント
レス(R)錠600mg」(一般名:ラ
ルテグラビルカリウム)に関し、
「HIV 感染症」の効能・効果で、
製造販売承認を取得したと発表
しました。


HIV 感染症は、HIVがCD4陽性リ
ンパ球等の免疫担当細胞に感染
することで免疫系が徐々に破壊
され、エイズ(免疫不全状態)
を発症する進行性の疾患です。
日本のHIV感染者の新規報告件
数は、2008年に1,126 件のピー
クに達した後も毎年1,000 件以
上あり、エイズ患者の新規報告
件数も毎年400 件以上となって
います。

ラルテグラビルカリウムは世界
初のHIV インテグラーゼ阻害剤
であり、2008年6 月に日本で承
認されました。以降、HIV 感染
症の治療薬「アイセントレス錠
400mg 」の製品名で、成人に対
して1日2回(1回1錠)の経口投
与の用法・用量で使用されてい
ます。 今回の承認は、新たな
製剤である600mg 錠の、1日1回
(1回2錠)の経口投与の用法・
用量となります。

HIVインテグラーゼは、HIVウイ
ルスの複製段階において、HIV
のDNAが宿主のDNAに組み込まれ
る過程を触媒する酵素です。ラ
ルテグラビルカリウムはHIV イ
ンテグラーゼを阻害することに
よりHIV ウイルスの新たな複製
を抑制します。

アイセントレス錠600mg は、ア
イセントレス錠400mg と同様に
食事の有無に関わらず投与する
ことが可能です。さらに1日1回
投与という利便性により、患者
さんの服薬負担の軽減や服薬ア
ドヒアランスの向上への貢献が
期待されています。

ラルテグラビルがインテグラー

ゼを阻害する過程を描いた動画

です。

 

 

 

 



 家庭の過程は、省略する。笑














◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆














2】 非加熱殺菌食品が妊婦の健康被害を招く可能性












 消費者庁は5月16日、生ハム
や、ナチュラルチーズといった
加熱殺菌されていない食品が、
健康被害を招く可能性があると
して、妊婦が食べるのはできる
だけ避けるよう注意を呼び掛け
ました。

 加熱殺菌がない「生もの」の
食事を避ける事は、妊婦の生活
上の注意点として、母子手帳等
で周知されています。 一方で
妊娠中の有名芸能人がロースト
ビーフを食べ、十分に火が通っ
ていない食品を取ることの是非
が最近インターネット上で議論
を呼んだことから、同庁は改め
て注意喚起が必要と判断したと
いうことです。

妊娠したら、食べ物で気を付け

ることについての動画です。

 

 

 

 



 換気について注意喚起する。












◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆











編集後記




 ヒト免疫不全ウイルス(HIV 
)インテグラーゼ阻害剤「アイ
セントレス(R)錠600mg」(一般
名:ラルテグラビルカリウム)
に関し、「HIV 感染症」の効能・
効果で、製造販売承認を取得し
たのは、素晴らしい業績です。
ただこの薬自体は、以前からあ
ったもので、一錠の含有量が少
なかっただけです。しかし患者
さんにとっては、内服する回数
が減るのは、とてもありがたい
ことだと思います。HIV 感染者
が普通の人と同じ生活を送る事
ができるのは、こうした優れた
薬剤のおかげと言っても過言で
はありません。その内、HIV ウ
イルスを消滅させる治療法が、
出現することを期待しています。
 生ハムや、ナチュラルチーズ
といった加熱殺菌されていない
食品が、健康被害を招く可能性
があるとして、妊婦が食べるの
はできるだけ避けるよう注意を
呼び掛けたのは素晴らしいこと
です。妊婦さんは、無知から、
こうした加熱殺菌されていない
食品を食べてしまいがちである
ことが往々にしてあるからです。
その結果、生肉だとトキソプラ
ズマのような寄生虫が胎児にま
で、影響を与えることになって
しまいます。妊娠していない時
に食べられたものでも、妊娠す
ると食べられなくなるものもあ
るということを認識して頂きた
いものです。他にも有機水銀の
量からマグロを沢山妊婦さんが
食べることは、許されません。
加熱殺菌以外の所も気を配るべ
きです。

 寄生虫が胎児と対峙する。笑














************************

このメールマガジンは以下の配信システムを利用して
発行しています。
  解除の手続きは下記ページよりお願い致します。
「まぐまぐ」http://www.mag2.com/m/0000121810.html 
(イジニイワト)

発行者名  医療法人永徳会 皿沼クリニック院長 
藤田 亨
職業    医師の箸くれ(はしくれ)
運営サイト http://www.eitokukaisalanuma.or.jp/
ご意見・ご感想・励ましのお便りお待ちしております。
sara2162@atlas.plala.or.jp
このマガジンの掲載記事を無断で転載・使用すること
を禁じます。