診療マル秘裏話    号外Vol.1249 平成30年8月9日作成

作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨




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目次
 
1)血管壁の厚さが増すと循環器病の発症リスクが2倍
2)移植片対宿主病で臍帯血幹細胞移植による治験















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 医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 








  
1】 血管壁の厚さが増すと循環器病の発症リスクが2倍











 脳ドックなどで行う首の動脈
(頸動脈)の超音波検査(エコ
ー)で、血管の壁の厚さが増し
て1.1 ミリ・メートルを超える
と、脳卒中や心臓病などの循環
器病の発症リスクが2倍になる
との研究結果を、国立循環器病
研究センター(大阪府吹田市)
のチームがまとめました。


 血液中の余分な脂質は、動脈
硬化で傷ついた血管の壁にたま
りやすく、かゆ状のプラークと
なって血の流れを悪くします。
プラークが壁からはがれ、脳に
運ばれて血管を詰まらせると脳
梗塞を引き起こす。

 チームは吹田市民の追跡研究
から、1994~2001年に頸動脈エ
コーを初めて受け、プラークが
なかった2722人のエコーの記録
を追跡しました。その結果、05
年までに193人の頸動脈の壁
の厚さが1.1 ミリ・メートルを
超え、13年までに112人が
循環器病を発症しました。

 これらのデータを解析すると、
新たにできたプラークにより、
頸動脈の壁の厚さが1.1 ミリ・
メートルを超えた人は、循環器
病の発症リスクが2倍になりま
した。

 頸動脈エコーは、動脈硬化の
検査として普及していますが、
今回の解析を担当した同センタ
ー病院予防健診部医長の小久保
喜弘さんは「頸動脈のプラーク
の進展が循環器病の発症リスク
になる事を、世界で初めて明確
なデータで示すことができた。
予防などに活用してほしい」と
話しています。

頸動脈エコーについて解説して

いる動画です。

 

 

 

 



 勝つような用兵を活用する。














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2】 移植片対宿主病で臍帯血幹細胞移植による治験











 骨髄移植などを行った後に起
こる合併症について、東京大学
医科学研究所などの研究グルー
プは7月17日、へその緒(さい
帯)由来の幹細胞をもとにした
注射薬の医師主導の臨床試験(
治験)を今月から始めると発表
しました。さい帯の幹細胞を使
った薬の治験は国内初です。


 血液がんで骨髄移植などを行
った後、移植した細胞が患者の
体を異物と見なして攻撃する事
で、合併症として肝機能障害や
下痢等が起こることがあります。
移植片対宿主病(GVHD)と
呼ばれ、命に関わるケースもあ
ります。

 今回の治験は、急性のGVHDの
患者さんで、通常のステロイド
治療で改善しない重症患者さん
6~12人が対象となります。
妊婦の同意を得て出産時に提供
されたさい帯を使用します。さ
い帯に多く含まれる幹細胞には
組織を修復する作用があり培養
して作った注射薬を投与して安
全性などを確かめます。肝臓や
腸等の炎症を抑える効果が期待
できるということです。治験の
期間は、2019年度末までの予定
です。

 研究グループの東大医科研病
院セルプロセッシング・輸血部
の長村登紀子部長は「さい帯は
提供者の負担なく採取でき細胞
の増殖力は高い。他の病気にも
適応を広げたい」と話していま
す。

GVHDに対する予防と治療につ

いての動画です。

 

 

 



 救命胴衣を顧客の同意のもと
に着用する。笑














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編集後記




 脳ドックなどで行う首の動脈
(頸動脈)の超音波検査(エコ
ー)で、血管の壁の厚さが増し
て1.1 ミリ・メートルを超える
と、脳卒中や心臓病などの循環
器病の発症リスクが2倍になる
との研究結果をまとめたのは、
優れた業績です。循環器病のリ
スクを下げるには、一にも二に
も、塩分制限です。炎天下の中
の作業を行う人は、塩分を多少
摂取しても差し支えないと思い
ますが、それ以外の環境にある
人が、摂取過多となると循環器
への負担が大きくなるからです。
循環器は、一瞬にして生死を分
かつ病気に発展しかねません。
脳ドック等で異常を指摘された
方は、十分生活習慣に気をつけ
て頂きたいと思います。
 骨髄移植などを行った後に起
こる合併症について、東京大学
医科学研究所などの研究グルー
プは7月17日、へその緒(さい
帯)由来の幹細胞をもとにした
注射薬の医師主導の臨床試験(
治験)を今月から始めると発表
したのは、喜ばしい限りです。
臍帯血バンクをめぐる事件が、
発生して以来の明るいニュース
と言えましょう。私は、合併症
は、腸の炎症と副腎疲労にある
と考えますので、臍帯血移植を
する前に、これらの疾病を治療
するべきだと思います。 昔と
異なり、骨髄移植後の副作用や
合併症についての認識が厳しく
なっていることは事実ですので、
臍帯血移植を切り札にするのは、
悪くない選択だと思います。

 洗濯器を選択する。笑















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