診療マル秘裏話  Vol.777 平成30年10月31日作成

作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨




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目次
 
1)アルツハイマー病の遺伝子治療法の開発に着手
2)心臓移植を待つ人が、今夏に700人を超えた















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 医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 








  
1】 アルツハイマー病の遺伝子治療法の開発に着手











 東京医科歯科大の岡沢均教授
(神経病理学)らのチームは、
3大認知症の一つである「アル
ツハイマー病」の遺伝子治療法
の開発に乗り出します。マウス
の実験では、低下した記憶力が
回復したとし、論文が英科学誌
に掲載されました。


 アルツハイマー病では、異常
な蛋白質「アミロイドβベータ 」
が脳内に蓄積し、神経細胞が死
滅します。患者数は年々増えて
おり、2025年には高齢者の5人
に1人がかかると推定されてい
ますが、根本的な治療法はまだ
ありません。

 研究チームは、マウスの脳等
を調べ、アミロイドβがたまり
始める前に、神経細胞のつなぎ
め(シナプス)を作るのを促す
蛋白質が減ることを突き止めま
した。この蛋白質を作る遺伝子
をアルツハイマー病のマウスに
投与した所、シナプスが正常に
作られ、記憶力も回復したとい
うことです。岡沢教授は「1回
の治療で効果が長期間持続する
ことが期待できる」としていま
す。

 アルツハイマー病に詳しい森
啓・大阪市立大特任教授の話「
マウスの病態が、人でも同じか
どうか明らかにする必要がある
が、認知症の発症後でも記憶力
を回復できる可能性を示した点
で注目される」

アルツハイマー病のリスクを高

める遺伝子「ApoE4」について

解説している動画です。

 

 

 

 



 定価の低下を期待する。笑













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2】 心臓移植を待つ人が、今夏に700人を超えた














 心臓移植を待つ人が、今夏に
700人を超えました。 日本
臓器移植ネットワークによると、
近年は毎年約100人ずつ増え
ています。脳死の人からの臓器
移植は増えてきたものの、昨年
は1年間で76件にとどまり、待
機者の増加に追いついていない
現状があります。


 東京都小金井市の上原 旺典
ちゃん(3)は、重い心臓病の
拡張型心筋症を患っており、米
国で心臓移植手術を受けること
にしました。9月28日に都内で
記者会見を開いた両親らは移植
の機会が少ない国内の現状や、
旺典ちゃんへの支援を訴えまし
た。

 旺典ちゃんは、生後9か月で
拡張型心筋症が判明しました。
移植以外に根本的な治療はなく、
1歳3か月頃、心臓のポンプの
役割をする補助人工心臓を着け
ました。移植までの「つなぎ」
の処置ですが、約2年たっても
国内で移植のめどが立たないた
め、渡航を決めました。

 ただ、移植には原則、自国民
から提供された臓器を使うこと
が、世界保健機関(WHO)の
指針などに盛り込まれています。
移植待機者はどの国も多く費用
も旺典ちゃんの場合、3億50
00万円を見込んでいます。海
外で移植を行うハードルは以前
と比べて高いとされています。

 補助人工心臓は、機器の故障
や細菌感染などの可能性があり
ます。旺典ちゃんは病室からほ
とんど出られないのですが普段
はアニメの曲に合わせて踊った
り、いたずらしたりする普通の
子だということです。母親の歩
さんは「家族で食卓を囲んだり、
一緒に寝たりして、普通の生活
をさせてあげたい」と語りまし
た。

 補助人工心臓の手術を担当し
た、国立成育医療研究センター
心臓血管外科の金子幸裕さんは、
「亡くなるかもしれないという
心配が常にある。この病気や心
臓移植の現状を多くの人に知っ
てもらいたい」と話しています。

3年前の心臓移植待機者につい

ての動画です。

 

 

 

 



 電車の不通が普通となる。笑
















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編集後記




 「アルツハイマー病」の遺伝
子治療法の開発に乗り出すとは
驚天動地の業績です。 マウス
の実験では、低下した記憶力が
回復したとし、論文が英科学誌
に掲載されたということですか
らマウスから大型動物での実験
が行われ、その後に、臨床試験
が行われるものと期待していま
す。世界の大手製薬会社がアル
ツハイマー病の治療薬を開発し
ていましたが、現在は撤退する
会社が多くなっているようです。
そんな中、確実に遺伝子治療で
治るということになれば、正に
夢の治療が実現するということ
になります。アミロイドβがた
まり始める前に、神経細胞のつ
なぎめ(シナプス)を作るのを
促す蛋白質が減ることを突き止
めて、この蛋白質を作る遺伝子
をアルツハイマー病のマウスに
投与した所、シナプスが正常に
作られ、記憶力も回復したと言
うことですから正にコロンブス
の卵と言うべき着眼力だと私は
驚嘆しています。
 心臓移植を待つ人が、今夏に
700人を超えました。 日本
臓器移植ネットワークによると、
近年は毎年約100人ずつ増え
ています。脳死の人からの臓器
移植は増えてきたものの、昨年
は1年間で76件にとどまり、待
機者の増加に追いついていない
現状があるということですから、
本当に心臓移植を心待ちにして
いる人は、多いのだと思います。
日本では、心臓の停止が人の死
とされているので、脳死の人か
らの心臓提供以外は、ドナーが
見つかりにくいという事実があ
るのです。補助人工心臓は機器
の故障や細菌感染などの可能性
があるということですが、最近
では、非常に性能の良い、補助
人工心臓が出来て来ていて心臓
移植を待機する人に装着されて
いると言う事です。ドナーが少
ないのは、改善が見込めないと
言うことですから、免許証の裏
などの臓器提供の意思表示は、
拒否する人だけ、記載するとい
うように変更するべきだと思い
ます。それと同時に、補助人工
心臓から、永久埋め込み型人工
心臓に変えられるように技術力
をアップすることが重要だと私
は考えています。

 大器と呼ばれる人が、大会を
待機する。笑















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