糖尿病の診断と治療

糖尿病は、血管の病気です。
血管を構成するコラーゲンやエラスチンなどの蛋白質および脂質が糖化反応を起こすことで、動脈硬化が進みます。すると血管の弾力性や柔軟性が失われ、重篤な合併症(網膜症、糖尿病性腎症、神経障害、壊疽など)を引き起こします。
某病院の循環器内科で糖尿病を経過観察されていた患者さんがいらっしゃいました。その患者さんのお話を聞いてみましょう。
○○病院で処方されたお薬では、数ヶ月内服したにも関わらず、ヘモグロビンA1cは、11.0から10(NGSP値)までしか下がらず、○○薬局のすすめで皿沼クリニックを受診することに決めました。 皿沼の先生の薬を飲み始めて2ヶ月で、ヘモグロビンA1cの値は、5.9まで下がりました。本当に驚いています。
この患者さんは、75歳以上であるにも関わらず、ビグアナイド系の危険な血糖降下剤が処方されていました。これを副作用が少ない薬に変えて丁寧に食事指導を行ったところ劇的にヘモグロビンA1cの値が改善しました。
また違う、当クリニックで経過観察してた糖尿病の患者さんが、骨折で入院し、病院に入院されました。入院中に、インシュリン強化療法(一日70単位皮下注射)を導入されていました。
この方の場合、過量のインシュリンをインシュリン分解酵素が分解しようとがんばります。このインシュリン分解酵素は、認知症の原因物質のβ-アミロイドを分解する酵素でもあります。
過量のインシュリンを分解している間に、β-アミロイドが分解されなくなり、認知症を発症する可能性が高くなります。この患者さんは、病院を退院した時、私のクリニックの受付の顔を覚えていません(認知症の中核症状)でした。
この患者さんでは、ご家族の方に適切な食事療法をお教えしてインシュリンを中止しました。そして、下記の「世界最有効の糖尿病対策:ジェイソン・ファン著」に書かれている、評価が「良い」の部類に分類される適切な血糖降下剤を投与して、数か月経過観察した所、認知症の症状は、消失しました。インシュリン強化療法を導入されて、三か月たたない内に、薬剤の変更を行ったので、認知症の症状が消失しましたが、そのままインシュリン強化療法を継続していれば、認知症の症状は消失しなかったと推測しています。
そういったきめ細やかな診療を心がけておりますので、他の医療機関で、ヘモグロビンA1c等の糖化反応の指標の値が下がらない方でも診療させて頂きます。
冒頭で述べた悲惨な合併症を引き起こさないためには、糖化反応を抑える手段がなければなりません。薬で糖化反応を抑えることは、現在、難しいと言われています。そこで当クリニックでは、適切な血糖降下剤と糖化反応を抑えるサプリメントを内服して頂くという治療を提供することができます。
糖尿病の血糖コントロールがうまくいっていない方は、ぜひ当クリニックにご来院ください。
最後に糖化反応抑制のサプリメントは、美容目的でも効果を発揮いたします。その効果は、化粧品での糖化抑制効果よりはるかに強力です。糖尿病をお持ちの方、あるいは食後血糖値が高い方で美肌を目指される方は、お試しください。
更に、糖化反応を抑えるだけではなく、食物中の、糖化最終産物を吸着して便と一緒に排泄するサプリメント、および膵臓のβ細胞(インシュリンを分泌する細胞)を細胞内小器官であるミトコンドリアの活性化を促進することで、保護して糖尿病の改善が期待できるサプリメントなども近日中にクリニックで提供できる予定でおります。
糖尿病の治療では、生活習慣の改善が欠かせません。しかし、大半の糖尿病患者さんは、内服薬を飲むだけ、インシュリンの注射をするだけ、ということに慣れてしまっています。一方で、どの医療機関でも食事、睡眠をはじめとする生活習慣の改善をしっかり、具体的に医師が説明する所は、皆無に等しいと言えます。食事、睡眠をはじめとする生活習慣の改善について、以下に私が語っている最新動画がありますので、ぜひご覧になって下さい。動画中、世界最有効の糖尿病対策(ジェイソン・ファン著)の紹介がなされています。この本の中で、紹介されている糖尿病の薬剤は、当クリニックでも処方可能です。ぜひ当クリニックに、保険証を持参の上、ご足労下さい。