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診療マル秘裏話 Vol.0 作成17年5月7日
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨



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目次
1)肝細胞増殖因子で気管支喘息の治療
2)癌か黒子か画像で識別

 







◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


 
 

1】肝細胞増殖因子で気管支喘息の治療
 
 


 気管支喘息とは、アレルギー反応や寒冷刺激
によって気道(呼吸する空気の通り道)が狭く
なってしまう病気です。ヒュウヒュウ、ゼイゼ
イ(喘鳴)という呼吸するときの音が特徴的で
す。この喘鳴が聞かれるのは、夜間から早朝に
かけてが最も多く、発作と呼ばれる症状が強く
なる状態も夜間から早朝にかけて通常起こりま
す。これは人間のホルモンの分泌の周期が関係
していると言われています。気管支喘息の気道
の炎症や、重症化し治りにくくなった患者さん
で起きる気道の線維化を抑えるのに、肝細胞増
殖因子(HGF)を投与すると効果があること
を金広有彦(かねひろ・ありひこ)岡山大講師
(呼吸器内科)らがマウスの実験で確認しまし
た。気管支喘息は重症化して何年も経つととリ
ンパ球などの免疫細胞の作用で気道のリモデリ
ング(呼吸する空気の通り道が荒れてしまった
状態)ということが起きてしまいます。とくに
副腎皮質ホルモンの吸入薬を効果があまりない
のに長年使い続けているとリモデリングしやす
いと言われています。金広講師らは、急性喘息
と慢性喘息のモデルマウスにヒトのHGFを投
与する実験を行いました。気道や肺の組織で、
気道の線維化を促進する物質や炎症(痛み、発
赤、腫脹、発熱などが起こっている状態)の発
生につながるリンパ球などができるのが抑えら
れました。慢性喘息のマウスでは、すでに線維
化していた部分が改善したということです。こ
れは大変重要な実験結果です。なにしろ一旦線
維化してしまった気道がもとに戻るということ
はかつて動物で認められたことはなかったから
です。金広講師は「将来、人に使えるようにな
れば、画期的な治療法になると思う。研究を進
めたい」と話しています。
 
 
 

喘息は全速(喘息)力で症状を抑え込みたいも
のです。                笑
 
 
 




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2】癌か黒子か画像で識別
 
 
 
 



 肌にできた黒あざが、死亡率の高い皮膚ガン
「悪性黒色腫」(メラノーマ)か「ほくろ」か
を、送信された画像を基にコンピューターで自
動識別するプログラムを、慶応大などの共同研
究チームが開発しました。ベテランの皮膚科医
が肉眼で診断するのと同程度の識別が可能とさ
れ、専門の医師がいない地域などでのガン早期
発見に期待されています。
悪性黒色腫は皮膚に黒い小さなあざのような模
様ができ、初期には、ほくろと見分けにくい病
気です。国内の年間発症者は約2000人で中
高年に多いが10代、20代でもできる可能性
があると言われています。早期発見すれば、ほ
ぼ完治が可能と言われています。しかし皮膚深
くまで進むと5年生存率は3割まで落ちる怖い
癌です。自動識別システムを開発したのは、慶
応大の田中勝助教授(皮膚科学:東京女子医大
教授)と、法政大の弥冨(いやとみ)仁助手(
電子情報学)です。まず皮膚ガン診断専用のカ
メラ(ダーモスコープ)で黒あざを撮影します。
その画像を電子メールで慶応大に置かれた研究
チームのコンピューターに送ると、あざの大き
さや色合い、模様の構造など12項目を10秒
程度で自動解析し、結果を返送するというもの
です。皮膚癌の悪性度を0~100に数値化し、
50以上だと悪性黒色腫の疑いが強いと判定し
ます。精度を見るため実際にあざを切り取って
顕微鏡で調べたところ、このプログラムは悪性
黒色腫の87%を正確に診断することができた
そうです。診断経験が10年以上ある皮膚科医
でも肉眼で正確に判定できるのは80~85%
と言われています。田中助教授は「中高年にな
って出来たほくろがどんどん大きくなり、7ミ
リを超えたら皮膚科医の診断を受けた方がいい」
と話しています。



この黒子(ほくろ)鑑別システムが早く開業医
の間にも普及して黒子(くろこ、ほくろ)のよ
うに活躍して欲しいと思います。     笑
 
 


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編集後記


医療情報はめまぐるしく変わります。つい数年
前まで定説であったことが、全く通用しなくな
ることもしばしばです。しかし命を守るのが医
療の使命である以上、いつも最新の情報を入手
し、分析し、臨床に応用してゆくかが重要にな
ります。ホームページの更新のように医師の頭
の中の情報もその時々により更新していくこと
が求められています。
 
 
 




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発行者名  医療法人永徳会 皿沼クリニック院長
藤田 亨   職業 医師
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