診療マル秘裏話  号外Vol.1933 令和2年10月15日作成

作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨




★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★













目次
 
1)大腸ガン進行抑制可の蛋白質を北大が詳細解明
2)スポーツで起きる様々な外傷や障害の応急措置















◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆









 医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 









 
1】 大腸ガン進行抑制可の蛋白質を北大が詳細解明












 「大腸ガン」の進行を抑える
ことができる蛋白質の働きを、
北海道大学の研究グループが詳
しく解明し、新たなガン治療の
開発につながるのではと期待さ
れています。

 研究を行ったのは、北海道大
学大学院医学研究院の築山忠維
助教らの国際共同研究グループ
です。研究グループは、大腸に
ある「RNF43」という蛋白
質に注目して、大腸ガンの進行
にどのように関わっているのか
を詳しく調べました。その結果、
「RNF43」は、通常、「リ
ン酸化」という反応を起こして、
ガン細胞の増殖を抑える働きを
していますが、変異が起きて「
リン酸化」しなくなると、ガン
細胞の増殖をむしろ活性化させ
てしまうことが分かりました。
 さらに、たとえ「RNF43」
に変異が起きても、「リン酸化」
の反応さえ起こせれば、ガン細
胞の増殖を抑えられるとしてい
ます。
 研究グループによりますと「
RNF43」の変異は、大腸ガ
ン以外にも胃ガンやすい臓ガン
など特に消化器官系のガンで確
認されていて、築山助教は、「
道のりはまだ長いが、新たな治
療法の開発に向けて、さらに研
究を進めていきたい」と話して
います。

このニュースのニュース動画で

す。

 

 

 



 飯能で半農生活という言葉に
反応する。        笑













◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆















2】 スポーツで起きる様々な外傷や障害の応急措置













 成長期のスポーツについて、
日本スポーツ医学財団理事長の
松本秀男さんに聞きました。ス
ポーツで起きる様々な外傷や障
害を紹介してきましたが、応急
処置の基本として知っておくと
役立つものがあります。「RICE
(ライス)処置」と呼ばれるも
ので、Rは「Rest(安静)」、I
は「Icing(冷却)」、Cは「Co
mpression(圧迫)」、Eは「El
evation(挙上(きょじょう))」
の頭文字をとっています。内出
血を起こしたり、炎症で腫れた
りしているときなどに有効です。

 「安静」は運動を中止し、患
部を動かさないようにすること
です。骨折などが疑われる場合
は、添え木などで固定します。

 「冷却」は、氷をビニール袋
などに入れて患部を冷やします。
血管を収縮させ、炎症を抑えて
痛みを軽減します。冷やしすぎ
は凍傷になる恐れがあるため、
直接冷やさず、タオルなどを巻
いた上で当てて下さい。

 「圧迫」は、患部に包帯など
を巻くことで腫れを抑えます。
出血時には清潔なガーゼなどを
当てた上から包帯を巻きます。
指の出血を止めようと、指の付
け根を輪ゴムできつく縛るのは
やめてください。指先の血液の
流れを遮断するので危険です。
「挙上」は、患部を心臓より高
い位置に上げ、血流を抑えます。
けがが早く治るよう、現場では、
慌てず正しく対処できるように
しておきましょう。

RICEにつき解説している動画

です。

 

 

 

 



 事態に大所高所から対処する。
















◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆














編集後記




 「大腸ガン」の進行を抑える
ことができる蛋白質の働きを、
北海道大学の研究グループが詳
しく解明し、新たなガン治療の
開発につながるのではと期待さ
れているのは、素晴らしい業績
です。「RNF43」は、通常、
「リン酸化」という反応を起こ
して、ガン細胞の増殖を抑える
働きをしていますが、変異が起
きて「リン酸化」しなくなると、
ガン細胞の増殖をむしろ活性化
させてしまうことが分かり、た
とえ「RNF43」に変異が起
きても、「リン酸化」の反応さ
え起こせれば、ガン細胞の増殖
を抑えられるとしていることを
ぜひ、新たな治療法の開発に繋
げて頂きたいものです。
 応急処置の基本として知って
おくと役立つものがあります。
「RICE(ライス)処置」と呼ば
れるもので、Rは「Rest(安静)」、
Iは「Icing(冷却)」、Cは「C
ompression(圧迫)」、Eは「E
levation(挙上(きょじょう))」
の頭文字をとっているそうです
が、内出血を起こしたり、炎症
で腫れたりしているときなどに
有効ということなので、スポー
ツ外傷には、もってこいの応急
措置でしょう。けがが早く治る
よう、現場では、慌てず正しく
対処できるようにしておく必要
があります。応急措置の出来で
その患者さんの予後が決まるこ
とがあります。応急措置だから
と言って手を抜かないことが、
重要だと思われます。

 安政の大獄でも、庶民は心の
安静を保った。      笑















************************

このメールマガジンは以下の配信システムを利用して
発行しています。
  解除の手続きは下記ページよりお願い致します。
「まぐまぐ」https://www.mag2.com/m/0000121810.html
(イジニイワト)

発行者名  医療法人永徳会 皿沼クリニック院長 
藤田 亨
職業    医師の箸くれ(はしくれ)
運営サイト http://eitokukaisalanuma.or.jp/
ご意見・ご感想・励ましのお便りお待ちしております。
sara2162@atlas.plala.or.jp
このマガジンの掲載記事を無断で転載・使用すること
を禁じます。