診療マル秘裏話  号外Vol.2503 令和4年8月11日作成

作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨




★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★











目次

1)ガン化学療法後増悪GISTの新薬の製造販売承認
2)ME/SCFにスルフォラファン含有山葵エキス末の臨床効果











◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆









 医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 









 
1】 ガン化学療法後増悪GISTの新薬の製造販売承認










 大鵬薬品工業は2022年6月20
日、ピミテスピブが、「ガン化
学療法後に増悪したGIST」の効
能・効果で製造販売承認を取得
したことを発表しました。今回
の承認は、CHAPTER-GIST-301試
験の結果に基づくものです。

 CHAPTER-GIST-301試験は、標
準治療薬に不応または不耐と判
断されたGIST患者さん86人を対
象に、ピミテスピブとプラセボ
を比較した第3相試験です。主
要評価項目は無増悪生存期間、
副次的評価項目は全生存期間、
安全性,QOLなどでした。解析の
結果、無増悪生存期間の中央値
がピミテスピブ2.8か月,プラセ
ボ1.4か月で,病勢進行または死
亡リスクを49%低下しました。

 安全性に関しては、20%以上
の患者さんで認められたピミテ
スピブの有害事象は、下痢(74
.1%)と食欲不振(31.0%)で
した。10%以上で発現したグレ
ード3以上の有害事象は、下痢
(13.8%)でした。治療中止と
なった有害事象は、5.2%の患者
さんで発生しました。

 ピミテスピブは、ガンの増殖
や生存などに関与する「KIT」
「PDGFRA」「HER2」「EGFR」な
どの蛋白質を不安定化し、減少
させることで抗腫瘍効果を示す
HSP 阻害薬です。同社は、次の
ように述べています。「アンメ
ット・メディカル・ニーズの高
いGISTに対して、本剤が患者さ
んや医療関係者に貢献できるよ
う、適正使用の推進に努めてま
いります」

 GISTについて解説している動

画です。

 

 

 



 水深の深さを測定する事業を
推進する。        笑
















◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆














2】 ME/SCFにスルフォラファン含有山葵エキス末の臨床効果














 帝人や国際医療福祉大学など
の研究グループは、筋痛性脳脊
髄炎/慢性疲労症候群(ME/SCF)
患者さんに対するわさびスルフ
ォラファン(6-メチルスルフ
ィニルヘキシルイソチオシアネ
ート)含有本わさびエキス末の
臨床効果に関する非盲検試験結
果について、このほど開催され
た第18回日本疲労学会総会・学
術集会で発表しました。3カ月
間の摂取により、頭の中に霧が
かかったようにぼんやりして集
中力が低下するブレインフォグ
の症状などが有意に改善しまし
た。前頭葉機能(認知機能)を
測定する検査「TMT‐A」の値は、
摂取前平均値の53.0秒から摂取
後には38.1秒と大きな変化がみ
られました。

 同大を受診し、従来の治療を
3カ月行っても改善効果が乏し
かった20~57歳のME/SCF患者さ
ん15人を対象とした試験で成果
を得ました。同大学成田病院心
療内科の岡孝和主任教授は「ME
/SCF患者に対する治療の選択肢
が新たに一つ加わる可能性があ
る」とコメントしています。

 ME/SCFは、これまで健康に生
活していた人がある日突然原因
不明の激しい全身倦怠感に襲わ
れる疾患です。疲労感とともに
頭痛や筋肉痛、思考力の障害や
抑うつ症状などが長期にわたっ
て続くため、健全な社会生活が
送れなくなります。

 スルフォラファンが脳の炎症

を強力に抑えると解説している

動画です。

 

 

 



 疲労感の解消法を披露する。















◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆












編集後記



 大鵬薬品工業が2022年6月20
日、ピミテスピブが、「ガン化
学療法後に増悪したGIST」の効
能・効果で製造販売承認を取得
したことを発表したのは、喜ば
しいことです。GIST(ジスト:
Gastrointestinal Stromal Tum
or)は、胃や腸の消化管壁の粘
膜下にある未熟な間葉系細胞に
由来する「肉腫」の一種であり、
進行したGISTに対する集学的治
療は未だ確立した治療はないた
め、有効性が確立された治療薬
が出現したのは、患者さんにと
って希望の光となることでしょ
う。ただ有害事象がやや多めで
あることは残念です。
 帝人や国際医療福祉大学など
の研究グループが、筋痛性脳脊
髄炎/慢性疲労症候群(ME/SCF)
患者さんに対するわさびスルフ
ォラファン(6-メチルスルフ
ィニルヘキシルイソチオシアネ
ート)含有本わさびエキス末の
臨床効果に関する非盲検試験結
果について、このほど開催され
た第18回日本疲労学会総会・学
術集会で発表したのは、素晴ら
しい業績です。3カ月間の摂取
により、頭の中に霧がかかった
ようにぼんやりして集中力が低
下するブレインフォグの症状な
どが有意に改善したのは、本当
に凄い成果だと思います。

 盛夏に生家で多大な成果を挙
げる。          笑















************************

このメールマガジンは以下の配信システムを利用して
発行しています。
  解除の手続きは下記ページよりお願い致します。
「まぐまぐ」https://www.mag2.com/m/0000121810.html
(イジニイワト)

発行者名  医療法人社団 永徳会 皿沼クリニック院長 
藤田 亨
職業    医師の箸くれ(はしくれ)
運営サイト https://www.eitokukaisalanuma.or.jp/
ご意見・ご感想・励ましのお便りお待ちしております。
sara2162@atlas.plala.or.jp
このマガジンの掲載記事を無断で転載・使用すること
を禁じます。